








東京という場に息づいているつながりを今あらためてとらえること、そしてそこから新しいつながりをつくりあげること。ユニークかつ多彩な文化の地層を持つ都市・東京に、アートという自由な視点がどのような多様な「つながり」を見いだしたのかーー 。総勢665人のアーティストや関係者、67の団体から立ち上がった76プロジェクトを総覧する「東京ビエンナーレ2023」記録集を発刊します。
本書には、全リンケージ(プロジェクト)ごとの豊富な記録写真と概要・解説に加え、それぞれに関わったアーティスト、参加者、ご協力者などによる「つながりの声」も収録しました。また、共同総合ディレクターを務めた中村政人、西原珉をはじめとする芸術祭のコアメンバーや参加アーティスト、批評家らによるエッセイ群および、開催各エリアでご協力いただいた地域のキーパーソンの方々によるコラム「芸術祭を支える人々」も掲載。
芸術祭の全体像を多角的に知る・ふりかえることのできる一冊となります。
【書籍情報】
『東京ビエンナーレ2023
リンケージ つながりをつくる』
価 格: 4,180円 (本体3,800円+税)
サイズ: 210mm×240mm 292ページ
日英併記
ISBN : 978-4-9912394-1-0
発売日: 2024年12月19日
発 行: 一般社団法人東京ビエンナーレ
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東京ビエンナーレ2023「リンケージ つながりをつくる」は、私たちと私たちのまわりの「リンケージ(つながり)」をとらえることをテーマとしました。場所、時間、人、微生物、植物、できごと、モノ、情報——私たちは、あらゆる存在が複雑に関係しながら、刻々と変容していく世界に生きています。なかでも、ここ東京は、非常に緻密な関係性によって織り上げられた社会だと言えるでしょう。
東京の歴史、文化、地域と、またそれを支えている人たちと、新しくつながるには? 新しいつながりをつくるには? つながりを強くしたり、深めたりするには? 現在のアートの社会的役割の一つは、社会環境に対して自由な視点で関係性を持てることにあるかもしれません。東京ビエンナーレ2023は、そんなアートのつながり力をもとに、参加者、来場者がそれぞれの「リンケージ(つながり)」を見いだし、さらに新しいつながりが生まれ、広がっていく場となることを目指しました。(本書P2、開催時のテーマ解説より)
中村政人・西原 珉(東京ビエンナーレ2023総合ディレクター)
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